宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:03)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 5 --- ---
7/ 4 --- ---
7/ 3 --- ---

黒点  7/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
1024 14 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:00 339 -2.1
-2 h 343 +2.3
-4 h 318 +1.6
-6 h 339 +2.2
-8 h 363 +0.6
-10 h 370 -1.2
-12 h 360 -0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -12 -8/ 16
-2 h -10 7/ 7
-4 h -11 7/ 5
-6 h -13 3/ 4
-8 h -14 7/ 5
-10 h -15 11/ 10
-12 h -15 1/ 2

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^2
7/ 5 0.5 4x10^2
7/ 4 0.5 3x10^2
7/ 3 0.6 4x10^2
7/ 2 0.7 3x10^2
7/ 1 0.7 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 6/30 11:03 太陽風の速度は550km/秒へ上昇しました。磁気圏の活動は弱まっています。
2009/ 7/ 1 09:21 太陽風の速度は450km/秒に下がり、高速風は終わりつつあります。この後は静穏になるでしょう。
2009/ 7/ 2 09:25 太陽風は400km/秒を割り、磁気圏も静穏です。6月の黒点数が発表されました。
2009/ 7/ 3 11:04 太陽風は平均的な速度レベルで安定し、磁気圏は静穏です。太陽は無黒点です。
2009/ 7/ 4 08:31 太陽風は低速風になり、磁気圏も静穏です。太陽にとても小さな黒点が出現した様です。
最新のニュース

2009/ 7/ 5 12:03 更新
1024黒点群が大きくなっています。Bクラスのフレア活動も頻発しています。太陽風は低速で、静穏です。

担当 篠原

昨日、太陽の南半球に現れた小さな黒点群は、その後、一気に成長しました。
成長の様子を動画にしましたので、ご覧下さい。

規模が大きくなるとともに、X線の変動も強まっています。
昨日のニュース直後から、Bクラスの変化が頻繁に発生しています。

SOHO EIT195では、黒点群の場所が明るく光り、
動画をみると、ちらちらと活発に変動している様子が分かります。

この後も、Cクラスの小規模フレア、
あるいは、Mクラスの中規模フレアを起こすかもしれません。
(NOAAでは、Mクラスの可能性は5%程度と予報しています)
しばらく注目して下さい。


太陽風は、低速風が続いています。
昨日より、350km/秒前後の風が続いています。

磁場強度は、5nTで安定しています。

磁気圏活動は、とても静かです。
このまま、静かな状態が続くでしょう。

SOHO EIT195では、コロナホールがゆっくりと太陽の中心線に近づいています。



1024黒点群の発達の様子。この1日間で、一気に成長しました。
(c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SOHOによる、太陽可視光写真。中央部南寄りに、1024黒点群が見えます。5日10時半(世界時5日1時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO EIT195による太陽コロナ。5日11時半(世界時5日2時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。