宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (15:33)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/22 --- ---
6/21 --- ---
6/20 --- ---

黒点  6/22 (NOAA)
磁場 フレア
1022 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
15:26 299 +0.8
-2 h 301 +0.6
-4 h 304 +0.5
-6 h 303 +1.5
-8 h 297 +1.5
-10 h 307 +2.3
-12 h 313 +1.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -2 -24/ 18
-2 h -1 -5/ 20
-4 h -1 11/ 9
-6 h -1 2/ 4
-8 h -2 1/ 1
-10 h -3 1/ 6
-12 h -4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^0
6/22 0.6 1x10^1
6/21 0.6 1x10^1
6/20 0.5 1x10^1
6/19 0.6 1x10^1
6/18 0.8 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 6/17 08:43 太陽風は低速で、磁気圏も静かです。とても小さな黒点が出現した様です。
2009/ 6/18 13:48 太陽風は、300km/秒と低速状態が続いています。黒点は消えました。
2009/ 6/19 11:14 300km/秒付近の遅い太陽風が続いています。太陽も無黒点で静穏です。
2009/ 6/20 10:50 太陽風の速度は280km/秒に下がり、磁気圏もたいへん静かです。太陽は、無黒点が続いています。
2009/ 6/21 12:05 太陽風速度は、360km/秒にやや上がっていますが、太陽風、磁気圏は静穏です。
最新のニュース

2009/ 6/22 15:33 更新
太陽に黒点群が2つ出現しました。太陽風は300km/秒に下がり、とても穏やかです。

担当 篠原

今日は、更新がすっかり遅くなってしまいました。
申し訳ありません。

地上は全国的に梅雨空の様ですが、宇宙の天気は穏やかな状態が続いています。
ただ、晴れているというよりも、
個人的には、薄曇りが続いているような印象です。


太陽風の速度は、昨日の360km/秒から、300km/秒へと半日ほどで下がってしまいました。
磁場の強まりも、この速度の高まりに対応した変化だった様で、
速度が下がるとともに、2nTへと弱まってしまいました。

このように、現在の太陽風はかなり低速で、とても穏やかです。

磁気圏もたいへん静かです。
AE指数には、ほとんど変化が見られません。


SOHO EIT195では、コロナホールが太陽の中心線を越えています。
広さはそれほどでもありませんが、しっかりと黒く見えるコロナホールなので、
久しぶりに500km/秒を超える高速太陽風をもたらすかもしれません。

明後日24日の後半か、25日の到来となりそうです。
注目しましょう。


太陽の南半球に、一気に2つの黒点群が出現しました。
中心線沿いの、南半球の中緯度あたりに小さく見えるのが、1022黒点群です。
そして、そこから東側(左側)に寄ったところに、もうひとつ黒点が見えます。
掲載の写真では、1022群よりもはっきり見えます。
1023黒点群となるでしょう。

磁場分布を見ると、どちらも新しい第24期の極性の様です。

今月は、これで4つめの黒点群です。
いよいよ潮目が変わったのかもしれません。

X線のグラフは、全く変化がなく、フレア活動は見られません。
今度は、こちらの活発化が待たれます。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。22日15時(世界時22日6時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる、太陽可視光写真。南半球に、黒点群が2つ見えます。2日12時(世界時22日3時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。