宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:06)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/13 --- ---
4/12 --- ---
4/11 --- ---

黒点  4/13 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:06 443 -1.1
-2 h 452 -0.9
-4 h 447 -1.8
-6 h 459 -1.4
-8 h 458 -1.6
-10 h 469 -0.8
-12 h 473 -1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:59 -17 -6/ 7
-2 h -19 -7/ 5
-4 h -19 -1/ 16
-6 h -17 5/ 8
-8 h -17 1/ 5
-10 h -17 8/ 3
-12 h -13 10/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
4/13 0.5 6x10^3
4/12 0.8 6x10^3
4/11 0.5 1x10^3
4/10 0.7 5x10^1
4/ 9 0.6 4x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 4/ 8 10:19 やや低速の穏やかな太陽風が続いています。明日くらいから、高速太陽風が始まりそうです。
2009/ 4/ 9 12:59 高速風がやって来た様です。速度が450km/秒に上昇しています。
2009/ 4/10 12:27 太陽風の速度は480km/秒程度に上がり、やや高速です。中規模のオーロラ活動も発生しています。
2009/ 4/11 10:28 500km/秒台の高速太陽風になっています。小規模の磁気圏活動も発生しています。
2009/ 4/12 10:54 500km/台の高速風が続いています。磁気圏もやや活動的です。
最新のニュース

2009/ 4/13 13:06 更新
太陽風の速度は440km/秒に下がり、高速風は終わりつつあります。

担当 篠原

昨日のニュースの後から、太陽風の速度はゆっくりと低下を始めました。
現在、440km/秒まで下がり、やや高速という状態です。
磁場強度は3nTを前後していて、こちらもやや弱めです。

高速太陽風は終わりに近づいています。
引き続き、速度はゆっくりと下がって、
明日には通常レベルか、低速風になっているのではないかと思います。


磁気圏のオーロラ活動は、AE指数で300nT程度の小規模の変動が続いています。
これは、太陽風磁場の南北成分が比較的南寄りになっているためでしょう。
速度は下がって来ているため、影響は次第に小さくなります。


今後、太陽風の乱れは一旦収まりますが、
また3日後くらいに次の高速風がやって来そうです。
SOHO EIT195を見て下さい。
コロナホールがちょうど太陽のまん中に来ています。
16日か、17日頃に影響がやって来るでしょう。

コロナホールの規模は小さいですので、太陽風の乱れも小規模でしょう。


放射線帯高エネルギー電子は、もう一段上昇していますが、
警戒レベルまでは上がっていません。
太陽風の速度も下がって来たので、これから大きく上がることはないでしょう。

太陽は無黒点のままで、たいへん静穏です。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。13日13時(世界時13日4時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。