宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:06)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 5 --- ---
4/ 4 --- ---
4/ 3 --- ---

黒点  4/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:03 288 +1.6
-2 h 297 -1.7
-4 h 283 -0.1
-6 h 284 +0.5
-8 h 286 -0.5
-10 h 276 -0.1
-12 h 271 -1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -12 3/ 7
-2 h -11 8/ 11
-4 h -11 15/ 3
-6 h -11 18/ 2
-8 h -11 17/ 5
-10 h -12 16/ 4
-12 h -12 13/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^1
4/ 5 0.6 7x10^1
4/ 4 0.6 6x10^1
4/ 3 0.7 6x10^1
4/ 2 0.7 1x10^2
4/ 1 0.6 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 3/31 08:39 太陽風速度は、420km/秒で安定し、穏やかな状態が続いています。
2009/ 4/ 1 08:57 400km/秒の穏やかな太陽風が続いています。磁気圏も静穏です。
2009/ 4/ 2 12:02 太陽風速度は35km/秒に下がり、低速風になりました。磁気圏も静かです。
2009/ 4/ 3 08:47 太陽風速度は310km/秒に下がり、たいへん穏やかです。無黒点日数の変化をまとめます。
2009/ 4/ 4 10:15 太陽風の速度は、280km/秒へ下がっています。密度も大きく減少しています。
最新のニュース

2009/ 4/ 5 11:06 更新
とても速度の遅い、穏やかな太陽風が続いています。磁気圏も静かです。

担当 篠原

太陽風は、速度280km/秒とかなり低速の状態が続いています。
磁場強度も、2-4nTと弱めのまま推移しています。

太陽風が穏やかなため、磁気圏活動も穏やかです。
AE指数はほとんど変化していません。

昨日、小規模の速度の盛り上がりが回帰するかもとしていましたが、
それに対応する変化は全く見られませんでした。


穏やかな状態は、もう4日ほど続くと予想しています。
SOHO EIT195による太陽コロナを見て下さい。
左の写真が現在の太陽、右はちょうど1回転前の27日前の太陽です。

左の写真では、太陽のまん中東寄り(左寄り)に、大きなコロナホールが見えます。
もうしばらくすると、先端(右端)が太陽の中心線に達します。
すると、それから3日後くらいに高速太陽風が地球までやってくるのです。

続いて、2枚の写真を見比べて下さい。
コロナホールの様子は、大きくは変わっていない様です。
細かく見ると、縦にやや長くなり、幅はやや狭まっているようです。

コロナホールの分布に大きな変化がないということは、
これからやってくる高速太陽風もまた、
前周期の変化と似たものになるだろうと予想することができます。
そこで、27日周期の図を見ると、前周期の高速風は、
3月13日に始まり、最高速度は570km/秒ほど、高速風は3日間続きました。
今周期も、4月9日以降に同様の変化がやって来るのではないかと考えられます。

さて、実際にはどうなるでしょうか?


太陽は無黒点のままです。
STEREO衛星で太陽の左右を見渡しても、活動的な領域は見られません。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

4/ 5 01:25 UT

3/ 9 01:25 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。