宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (07:59)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/26 --- ---
2/25 --- ---
2/24 --- ---

黒点  2/25 (NOAA)
磁場 フレア
1013 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:48 423 +0.7
-2 h 418 +2.0
-4 h 428 +1.6
-6 h 410 -1.1
-8 h 420 +0.7
-10 h 414 +1.1
-12 h 417 -0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
06:59 -10 2/ 2
-2 h -11 4/ 7
-4 h -12 8/ 2
-6 h -11 7/ 3
-8 h -11 4/ 4
-10 h -14 -1/ 4
-12 h -16 -4/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
2/26 0.5 1x10^2
2/25 0.7 1x10^2
2/24 0.6 1x10^2
2/23 0.7 1x10^2
2/22 0.6 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 2/21 08:06 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。これからコロナホール影響が来るかもしれません。
2009/ 2/22 09:53 太陽風の速度は、450km/秒に上がっています。磁気圏は概ね静穏です。
2009/ 2/23 08:47 太陽風は、400km/秒台前半の比較的穏やかな状態です。太陽は無黒点が続いています。
2009/ 2/24 08:35 450km/秒前後の太陽風が続いています。磁場南向きの影響で、中規模のオーロラ活動が発生しています。
2009/ 2/25 09:14 太陽に1013黒点群が出現しました。太陽風は、440km/秒の速度が続いています。
最新のニュース

2009/ 2/26 07:59 更新
1013黒点群は小さくなっています。400km/秒台の太陽風が続いています。

担当 篠原

1013黒点群は、出現して1日ほどで弱まってしまい、非常に小さくなっています。
掲載の可視光写真では、目を凝らしてかろうじて見つけられる程度です。
一方、磁場では、はっきりとした強まりが見えています。
可視光写真で黒点を探すとき、磁場写真を参考にするとよいでしょう。

EIT195でも、1013群の領域は明るく光っています。
そして、太陽の東端南側には、もうひとつ明るい領域が見えます。
STEREO Behindによると、ここの向こう側に活動領域ができています。
黒点があるかどうか分かりませんが、
こちら側へ回り込んでくるのが楽しみです。


太陽風は、速度420km/秒、磁場強度4nTの状態で安定しています。
どちらも、平均的な値が続いています。

この24時間の磁気圏活動は、かなり穏やかでした。
AE指数では、200nTほどの小さな活動が図の中心に見える程度です。

この4日ほどは、ほとんど同じ様な太陽風が続いています。
その中で、小規模ながらも、オーロラ活動が高まったり、弱まったりしているのは、
太陽風磁場の南北成分の揺れ具合が関係していると言ってよいでしょう。


今後も、穏やかな太陽風は続きます。
400km/秒台の速度も、もうしばらく続きそうです。




SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。26日7時半(世界時25日22時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。1013黒点群は、とても小さくなっています。26日7時(世界時25日22時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の磁場写真。1013黒点群の磁場の強まりがよく見えています。26日7時(世界時25日22時)
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。