宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (15:43)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/23 --- ---
11/22 --- ---
11/21 --- ---

黒点 11/23 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
15:37 295 -0.9
-2 h 300 -2.9
-4 h 295 -1.8
-6 h 289 -2.2
-8 h 285 -0.8
-10 h 283 +1.1
-12 h 282 +1.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:59 -16 -8/ 10
-2 h -15 5/ 19
-4 h -13 21/ 12
-6 h -11 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
11/23 0.5 5x10^1
11/22 0.6 5x10^1
11/21 0.7 5x10^1
11/20 0.8 5x10^1
11/19 0.6 4x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/11/18 09:17 太陽風の速度は360km/秒に下がり、低速風に戻っています。太陽は無黒点になりました。
2008/11/19 10:40 太陽風は低速で、磁気圏もたいへん穏やかです。次のコロナホールの広がり方が、変化している様です。
2008/11/20 09:03 低速の穏やかな太陽風が続いています(300km/秒)。磁気圏の活動も静穏です。
2008/11/21 09:03 太陽風は低速で、磁気圏活動も静穏です。コロナホールが太陽の中心に近づいています。
2008/11/22 10:35 太陽風の速度は280km/秒とかなり低速になっています。磁気圏も静穏です。
最新のニュース

2008/11/23 15:43 更新
太陽風は290km/秒と低速で、磁気圏もとても静かです。コロナホールが太陽の中心に来ています。

担当 篠原

水星がどんどん太陽に近づいています。
SOHO LASCO C3の写真をご覧下さい。
太陽の右側すぐ近くに、水星が明るく光っています。
一方、左側に少し離れたところにやや明るく光っているのが火星です。
今後の水星は、LASCO C2で見ると良いでしょう。


低速で穏やかな太陽風が続いています。
速度に目立った変化はなく、290km/秒前後で推移しています。
磁場強度は、図の前半は2nT、後半に入って4nT近くに上がっていますが、
小さな変化です。

磁気圏もとても静かです。
AE指数、シベリア磁場データともに、全く変化していません。


明日いっぱいは、このまま穏やかな太陽風が続くでしょう。
高速風の到来は、25日くらいになると思われます。

SOHO EIT195の太陽コロナを見てください。
ちょうど今、太陽の中心にコロナホールが来ています。
このことから、3日後の26日、27日くらいに
最も勢いの良い高速風が来るのではないかと思います。

前周期の変化を見ると、高速風の始まりに先立って、
磁場強度がしっかり強まる期間があります。
今回も、同様の変化が見られるかもしれません。
それとともに、オーロラ活動が活発化すると期待されますので、
注目してください。


太陽は無黒点で静穏です。



SOHO LASCO C3カメラで、太陽の右に水星、左に火星が見えています。23日9時半(世界時23日0時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。23日9時半(世界時23日0時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。