宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:49)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/29 --- ---
9/28 --- ---
9/27 --- ---

黒点  9/29 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:27 355 +3.7
-2 h 361 +3.6
-4 h 370 +3.5
-6 h 372 +3.8
-8 h 366 +5.3
-10 h 360 +5.8
-12 h - -

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:29 - -2/ 6
-2 h -5 7/ 6
-4 h -4 6/ 2
-6 h -3 8/ 3
-8 h -3 5/ 3
-10 h -4 0/ 8
-12 h -5 2/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
9/29 0.5 4x10^1
9/28 0.6 4x10^1
9/27 0.5 4x10^1
9/26 0.6 2x10^2
9/25 0.7 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 9/22 22:34 太陽に、新しい黒点群が出現しました。太陽風はとても低速で、磁気圏は概ね穏やかです。
2008/ 9/25 23:59 太陽風は低速で、磁気圏もとても穏やかです。コロナホールが太陽の東側に見えています。
2008/ 9/26 11:31 340km/秒の穏やかな太陽風が続いています。磁気圏も概ね静穏です。
2008/ 9/27 12:19 低速の太陽風が続き、磁気圏も静穏です。コロナホールが太陽の中心に近づいています。
2008/ 9/28 14:19 300km/秒台前半の穏やかな太陽風が続いています。一方、高速風の到来が近づいています。
最新のニュース

2008/ 9/29 12:49 更新
低速で穏やかな太陽風が続いています。明日以降、高速太陽風が始まるでしょう。

担当 篠原

太陽風は、350km/秒前後の低速状態が続いています。
磁場強度も5nT付近にあり、現在はまだ穏やかです。

地球の磁気圏も概ね静穏です。
南向き磁場の影響で、250nTくらいの小規模活動がAE指数に見られていますが、
一時的な変動です。

今日いっぱいは、このまま穏やかに推移して行くでしょう。


そして、明日以降、高速太陽風が始まります。
SOHO EIT195では、コロナホールは太陽の中心線を過ぎ、西側に移動しています。
先頭(右端)が、西半球(右半分)のまん中に達する頃が、
高速風が始まるタイミングの目安です。
今日のSOHOの写真では、もう一息というところです。

27日周期の図で、前回の変化を見ると、
高速風はゆっくりと立ち上がり、600km/秒まで上昇しています。
高速風は、7日程度続きました。
今回も同程度の高速風になりそうです。

高速風が始まるとともに、オーロラ活動が活発化し、
放射線帯の高エネルギー電子も強まります。
明日以降は、それぞれのデータに注意してください。

太陽風の乱れは、10月6-7日くらいまで続くでしょう。


太陽はとても静穏です。
黒点は見られません。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。29日12時半(世界時29日3時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。