宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:55)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 2 --- ---
9/ 1 --- ---
8/31 --- ---

黒点  9/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:51 322 -0.2
-2 h 330 +1.7
-4 h 338 -0.8
-6 h 350 -2.4
-8 h 351 -1.3
-10 h 349 +0.7
-12 h - -

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
18:29 - 9/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
9/ 2 0.6 3x10^2
9/ 1 0.5 4x10^2
8/31 0.6 4x10^2
8/30 0.7 4x10^2
8/29 0.9 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 8/28 10:15 速度の遅い太陽風が続いています(310km/秒)。磁気圏もとても穏やかです。
2008/ 8/29 07:26 320kmk/秒の低速太陽風が続いています。SOHOで次のコロナホールが見えて来ました。
2008/ 8/30 07:29 太陽風は低速のまま、穏やかな状態が続いています。磁気圏も非常に静穏です。
2008/ 8/31 07:27 太陽風はとても低速で、磁気圏も静穏です。次の高速風の到来が、早まるかもしれません。
2008/ 9/ 1 08:46 低速の太陽風が続いています(360km/秒)。磁気圏は静穏です。
最新のニュース

2008/ 9/ 2 08:55 更新
太陽風速度は320km/秒に下がり、低速風が続いています。もう2-3日ほどで高速風が始まりそうです。

担当 篠原

太陽風の速度が、300km/秒台で上がったり下がったりしています。
昨日、380km/秒まで上がった太陽風速度は、今朝、再び320km/秒へ下がっています。
どちらも低速であることに変わりはなく、太陽風は穏やかな状態が続いています。

磁気圏も、とても静かな状態が続いています。
AE指数はほとんどまっすぐです。
シベリア磁場データを見ると、小さな変化がひとつだけ見えています。


長く続いた低速太陽風ですが、そろそろ終わりが見えて来ました。
SOHO EIT195を見ると、コロナホールは太陽の中心を通過し、
西半球(右半分)側へせり出しています。
現在、高速の太陽風が地球へ向かって吹き出しており、
その先頭は、もう2〜3日ほどで地球までやって来るでしょう。

コロナホールは、東半球(左半分)側へも大きく広がっています。
今回もまとまった高速風帯が、地球へやって来そうです。
前周期の高速風は、最高速度が650km/秒で、5日間ほど続きました。


太陽は無黒点が続き、とても穏やかです。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

9/ 1 18:36 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。