宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:50)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/10 --- ---
7/ 9 --- ---
7/ 8 --- ---

黒点  7/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:42 324 +2.1
-2 h 322 +2.3
-4 h 323 +0.0
-6 h 325 +0.8
-8 h 324 +1.0
-10 h 317 -0.2
-12 h 315 +0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:30 -6 -/ -
-2 h -8 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -7 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
7/10 0.4 2x10^2
7/ 9 0.7 2x10^2
7/ 8 0.6 2x10^2
7/ 7 0.6 1x10^2
7/ 6 0.5 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 7/ 5 11:34 太陽風は低速で、穏やかな宇宙天気が続いています。小さな彗星がSOHOで見えました。
2008/ 7/ 6 10:17 太陽風の速度が400km/秒に上がりました。次のコロナホールが見えて来ています。
2008/ 7/ 7 08:58 太陽風の速度は下がり、低速風になっています。太陽黒点の変化をまとめてみました。
2008/ 7/ 8 08:51 太陽風の速度は330km/秒に下がり、磁気圏もとても穏やかです。コロナホールがよく見えています。
2008/ 7/ 9 09:01 太陽風速度は300km/秒に下がり、かなりの低速風になっています。磁気圏はとても静かです。
最新のニュース

2008/ 7/10 08:50 更新
低速で穏やかな太陽風が続いています。明日以降、高速風が始まりそうです。

担当 篠原

今日も宇宙天気はとても穏やかです。

太陽風は、速度320km/秒と低速状態で安定しています。
27日周期の図の緑色の線を見てください。
図の初め(7月4日)からずっと、下の端をはう様に低速に留まっています。
穏やかな太陽風が続いています。

太陽風の磁場強度も、3nTと弱まった状態です。

磁気圏活動もとても静穏です。
シベリア磁場データを見ると、3日間全く変化がなく、
グラフは、同じゆるやかな曲線が、3回繰り返されているだけです。


この静かな状態は、今日から明日くらいまで続きそうです。

SOHO EIT195では、コロナホールが太陽のまん中に大きく広がって見えています。
27日前の写真(右)と比較してください。
コロナホールの位置はほとんど変化がありません。
6月12日の写真には、明るい活動的な領域がひとつ見えますが、
現在は明るい部分は消えて、その分、コロナホールが広がって見えます。

これからやって来る高速の太陽風は、前周期と類似した展開になるでしょう。
27日周期の図で回帰を予想すると、明日の夜くらいから変化が始まりそうです。
初めに太陽風の磁場強度が大きくなり、遅れて速度の上昇が始まります。
磁場が強まって、大きく南を向くと、磁気圏活動が活発化するでしょう。

北極は白夜のため、まだライブカメラでオーロラの姿を見ることはできませんが、
AE指数やシベリア磁場データ、
あるいは、こちらの現在のオーロラオーバルの図などを使って、
磁気圏の動きを測ってください。


太陽は黒点はなく、とても静穏です。
X線のグラフも最低レベルを推移しています。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

7/ 9 22:36 UT

6/12 22:36 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。