宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:06)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/11 --- ---
6/10 --- ---
6/ 9 --- ---

黒点  6/11 (NOAA)
磁場 フレア
0998 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:04 370 -0.1
-2 h 372 +1.0
-4 h 365 +2.4
-6 h 361 +1.8
-8 h 356 -0.7
-10 h 357 -1.7
-12 h 351 +0.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
04:29 - 19/ 3
-2 h - 20/ 2
-4 h - 19/ 6
-6 h -14 15/ 4
-8 h -15 20/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^2
6/11 0.7 7x10^2
6/10 0.5 7x10^2
6/ 9 0.5 3x10^2
6/ 8 0.5 2x10^2
6/ 7 0.8 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 6/ 6 10:14 太陽風の速度はやや低速になっています(370km/秒)。小さな黒点群が出現しています。
2008/ 6/ 7 10:37 一時的に太陽風の速度が470km/秒に上がりました。コロナホールの影響が来た様です。
2008/ 6/ 8 09:05 太陽風速度が500km/秒まで上昇し、速度の高まった太陽風が続いています。
2008/ 6/ 9 12:35 太陽風の速度はゆっくりと下がり、通常の状態に落ち着いています。磁気圏も静穏です。
2008/ 6/10 09:43 速度400km/秒の、平均的な太陽風になっています。しばらく穏やかな状態が続きます。
最新のニュース

2008/ 6/11 10:06 更新
太陽風の速度は370km/秒に下がり、磁気圏もとても穏やかです。

担当 篠原

穏やかな宇宙天気が続いています。
太陽風の速度は、370km/秒に下がり、低速の風に変わりつつあります。
磁場強度も3nT前後と弱めになっています。

このため、地球の磁気圏もとても静穏で、
オーロラの活動度を測るAE指数には、まったく変化が見られません。
3日幅のシベリア磁場データの図を見ると、
一昨日(図の中央)、昨日(図の右側)ともに、ほとんど平坦になっています。


この穏やかな状態は、更に数日にわたって続くと予想されます。
SOHO EIT195の太陽写真では、コロナホールが太陽の中心部に近づいています。
この様子だと、今日には中心線に達し、
3-4日後くらいには太陽風の乱れが地球へやって来るかもしれません。
一方、27日周期の図を見ると、前周期の乱れは5月20日に始まっており、
こちらで予想すると、5-6日後の6月16日くらいに回帰して来そうです
(日本時間だと、17日に入るかもしれません)。

どちらが当るのか、今週末にかけて注目してください。


太陽の東側に現れた黒点群は、998黒点群と番号がつけられています。
規模は小さいままで、フレア活動も見られません。
太陽は穏やかなままです。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

6/10 17:36 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。