宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:56)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/16 --- ---
5/15 --- ---
5/14 --- ---

黒点  5/16 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:45 354 +4.0
-2 h 348 -0.8
-4 h 335 +2.4
-6 h 335 +2.8
-8 h 328 +0.5
-10 h 327 +2.2
-12 h 324 +2.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -6 -/ -
-2 h -5 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -7 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
5/16 0.6 1x10^3
5/15 0.7 1x10^3
5/14 0.8 2x10^3
5/13 0.6 3x10^3
5/12 0.5 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 5/11 09:25 やや低速の穏やかな太陽風が続いています。磁気圏も静穏です。
2008/ 5/12 10:14 太陽風は低速風になっています(320km/秒)。明日くらいから高速風が始まります。
2008/ 5/13 10:00 太陽風はの速度は320km/秒と低速です。これから高速風がやって来るでしょう。
2008/ 5/14 10:15 太陽風は300km/秒台後半に上がりましたが、低速のままです。LASCO C3に金星とすばるが見えています。
2008/ 5/15 10:06 太陽風は330km/秒と低速で、磁気圏はとても穏やかです。
最新のニュース

2008/ 5/16 09:56 更新
速度の遅い太陽風が続き(340km/秒)、宇宙天気はとても穏やかです。

担当 篠原

低速の太陽風が続いています。
太陽風の速度は、340km/秒でほぼ安定しています。
磁場強度は5nTで、こちらは普通の強さに戻っています。

ここ数日、セクター(太陽風磁場の大まかな向き)がころころと切り替わっています。
(27日周期の図を参照)
高速風がすっぽり消えてしまったり、太陽風もいろいろ不安定な状態にある様です。


太陽風が穏やかなため、磁気圏はとても静かです。
AE指数、シベリア磁場データともに、ほとんど平坦です。

このまま3〜4日程度、4月19日まで穏やかな宇宙天気が続きそうです。
27日周期の図では、20日くらいから、次の高速風が始まると予想されます。


太陽では、新しい活動的な領域が東の端から上がって来ました。
SOHO EIT195の太陽写真を見て下さい。

SOHOの可視光写真がまだ追いついていなくて、黒点があるかどうかははっきりしませんが、
この規模だと無さそうに思われます。
X線のグラフも全く変化がなく、静穏レベルの上昇すら見られません。
穏やかな太陽です。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

5/16 00:24 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。