宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (17:55)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/26 --- ---
2/25 --- ---
2/24 --- ---

黒点  2/26 (NOAA)
磁場 フレア
0983 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
17:50 378 +0.0
-2 h 379 +1.2
-4 h 386 +0.9
-6 h 384 -1.3
-8 h 398 +2.2
-10 h 404 +1.3
-12 h 400 +1.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
16:59 -4 -7/ 9
-2 h -6 -1/ 9
-4 h -7 8/ 4
-6 h -4 5/ 11
-8 h -4 -6/ 8
-10 h -5 -13/ 3
-12 h -6 -13/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
2/26 0.5 3x10^3
2/25 0.5 4x10^3
2/24 0.6 4x10^3
2/23 0.6 3x10^3
2/22 0.6 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 2/17 11:52 太陽風は速度が560km/秒に下がりました。高速風は終わりに向かっています。
2008/ 2/18 11:05 太陽風の速度は500km/秒を割り、地球は高速風領域を抜け出しつつあります。
2008/ 2/19 13:20 再び、高速の太陽風がやって来ました(600km/秒)。オーロラも活発です。
2008/ 2/20 09:10 600km/秒前後の高速太陽風が続いています。オーロラも活発に続いています
2008/ 2/23 11:35 太陽風の速度はゆっくりと低下に向かっています。やがて通常の太陽風に戻りそうです。
最新のニュース

2008/ 2/26 17:55 更新
太陽風の速度は通常レベルで、磁気圏も比較的穏やかです。983黒点群が見えています。

担当 篠原

再び、3日ぶりの更新となります。
現在は、インドネシア、スラウェシ島の南の端、パレパレという町にいます。
こちらは海辺の町で、日本の真夏くらいの暑さです。
新鮮な魚が豊富で、炭火で焼きたての魚やイカをお店で食べることができます。
設置に来ている観測所の裏手には水田が広がっています。
そこだけ見ると、日本にいる様な気がします。


さて、23日以降の宇宙天気ですが、
太陽風は400km/秒台をずっと保っていました。
今日になって、ぎりぎり400km/秒を割って、380km/秒に下がったところです。

27日周期の図によると、今日から明日くらいまではこのまま穏やかに過ぎそうです。
そして、明日の後半か、明後日から次の高速風がやって来そうです。

SOHOの写真が前回の写真で更新が止まり、Bakeoutの状態になっています。
今日は、STEREO Behindの写真を掲載します。
こちらは、地球よりも1日程度先の太陽を見ていると考えてください。

太陽の中心に、横向きにコロナホールが広がっています。
これが、明後日くらいからやってくる高速風の発生源です。
前周期は5日程度高速風が続きましたが、今回も同じ様な規模になりそうです。


この3日間の磁気圏活動は、比較的穏やかでした。
太陽風が400km/秒台を保っていたこともあり、
AE指数で300nTくらいの小規模の活動が度々起こっていた様です。

現在は速度が更に下がっているので、一段と静かになるでしょう。


太陽では、983黒点群が出現しています。
太陽の中心と西端の中間あたりに見えています。

983黒点群は、赤道付近ですが南半球側に出現しています。
磁場の順番を見ると、[白 黒]となっており、
前の周期の性質を持った黒点群です(白=N極、黒=S極)。


次の更新は、帰国後の28日の夜か、29日の朝になります。
以降は通常の更新ペースに戻りますので、もうしばらくお待ちください。



ACE衛星による1週間の太陽風データ。
(c) NOAA/SWPC


STEREOによる太陽のコロナ。中心付近にコロナホールが見えている。2月26日16時半(世界時26日7時半)
(c) NASA


SOHOによる可視光の太陽。西側に983黒点群が見えている。2月26日14時半(世界時26日5時半)
(c) ESA & NASA


SOHOによる太陽の磁場分布。南半球側の983黒点群は、[白 黒]と、前の周期の順番。2月26日14時半(世界時26日5時半)
(c) ESA & NASA


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。