宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:06)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/16 --- ---
2/15 --- ---
2/14 --- ---

黒点  2/16 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:03 634 -0.6
-2 h 642 -1.3
-4 h 640 +1.4
-6 h 626 +1.7
-8 h 654 +1.2
-10 h 644 +0.3
-12 h 648 +0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:59 -13 -20/ 12
-2 h -7 -8/ 6
-4 h -7 -11/ 8
-6 h -9 -14/ 4
-8 h -10 -15/ 7
-10 h -10 -15/ 10
-12 h -13 -/ 2

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^3
2/16 0.6 1x10^4
2/15 0.6 1x10^4
2/14 0.4 2x10^4
2/13 0.7 2x10^4
2/12 0.4 8x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 2/11 13:27 700km/秒の高速太陽風になっています。激しいオーロラ活動が発生しています。
2008/ 2/12 10:11 700km/秒の高速太陽風が続いています。オーロラ活動も活発に続いています。
2008/ 2/13 10:04 600km/秒台の高速太陽風が続いています。オーロラも活発に発生しています。
2008/ 2/14 12:27 高速太陽風領域は、折り返しを迎えたころです。600km/秒台の高速風が続き、オーロラも活発に発生しています。
2008/ 2/15 10:06 650km/秒と高めの高速風が吹き続いています。オーロラ活動も続いています。
最新のニュース

2008/ 2/16 13:06 更新
640km/秒の高速太陽風が続いています。この強い風も明日くらいまででしょう。

担当 篠原

高い速度の太陽風が続いています。
現在も、太陽風の速度は640km/秒でほとんど安定しています。
2月10日に始まって以来、ほぼ6日が経過しています。

長い期間続いている高速風ですが、そろそろ終わりが近づいています。
27日周期で予想すると、明日には600km/秒を割り、
明後日くらいには高速風も終わりになりそうです。

ACEの太陽風データでは、磁場強度が若干下がって、4nTを割りつつあります。
磁場強度の低下は、高速風が後半に入っていることを示すものです。
今後の太陽風の変化に注目してください。


磁気圏のオーロラ活動は、依然活発に続いています。
昨日も、500〜800nTの中規模活動が、AE指数の図の前半に発生しています。
後半見られなくなったのは、太陽風磁場が北寄り(赤線がプラス寄り)になったためでしょう。

速度はまだたいへん高い状態を保っていますので、
磁場が南寄りになれば、活発なオーロラ活動が期待できます。
ただし、磁場強度が次第に減少しつつあること、今後、速度の低下が見込まれることから、
明日以降は磁気圏も次第に穏やかになっていくでしょう。
その後は、1週間程度静かな日が続きます。


放射線帯高エネルギー電子は、やや下がり、ひとまず警戒ラインを割っています。
まだ、高めの状態が続きますが、警戒度は日ごとに下がって行くでしょう。

太陽はとても穏やかです。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

2/16 00:36 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。