宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:20)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/20 --- ---
1/19 --- ---
1/18 --- ---

黒点  1/20 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 614 -0.4
-2 h 644 +1.7
-4 h 641 +1.5
-6 h 625 +0.5
-8 h 637 +1.2
-10 h 632 -0.9
-12 h 638 -1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -10 -5/ 11
-2 h -11 -12/ 3
-4 h -14 -9/ 9
-6 h -14 1/ 17
-8 h -17 -14/ 12
-10 h -18 -16/ 19
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^3
1/20 0.5 1x10^4
1/19 0.5 9x10^3
1/18 0.5 1x10^4
1/17 0.6 1x10^4
1/16 0.7 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 1/15 10:03 太陽風の速度は700km/秒に達し、激しいオーロラも見られています。
2008/ 1/16 10:19 高速の太陽風が続いています(650km/秒)。オーロラ活動も続いています。
2008/ 1/17 10:06 600km/秒台の高速太陽風が続いています。オーロラの活動は次第に弱まっています。
2008/ 1/18 09:20 速度の高い太陽風が続いています(620km/秒)。しかし、高速風帯もそろそろ終盤です。
2008/ 1/19 12:06 太陽風は、600km/秒台の高い速度を保っています。オーロラも活発です。
最新のニュース

2008/ 1/20 12:20 更新
600km/秒台の高速太陽風が続いています。前周期よりも、高速風領域が広がっています。

担当 篠原

昨日の予想に反して、太陽風は600〜650km/秒の高速風が続いています。
27日周期の図で、前回の変化と比較してください。
現在の時点で、既に1日分は高速状態が長引いています。

SOHO EIT195の写真の、南極に向かって伸びているコロナホールの影響が、
地球まで届いているのでしょうか。
今日の写真では、コロナホールはもう南半球の高緯度側にしか残っていません。
地球への影響は次第に弱まって行くと思われますが、
この後、どのくらいまで高速風が残るのか興味が持たれます。


高いレベルの高速風が続き、オーロラ活動も活発さを保っています。
昨日のAE指数は、500nTを超える中規模の変動が全体的に見られ、
むしろ活発さを取り戻しています。
シベリア磁場データでも、TIKの変動が活発で、
TIKのその前のデータがないので、単純な比較は難しいですが、
昨日の活動度の高さが感じられます。


この後、どこまで高速風が続くのか、ACEのデータに注目して下さい。
磁場強度が4nTと完全に弱まってはいないので、もうしばらくがんばるかもしれません。
オーロラライブカメラも、引き続き楽しめそうです。


高速風が続いているため、放射線帯の高エネルギー電子が微増しています。
再び10,000のラインに到達しました。
しばらく、警戒レベル前後の状態が続くでしょう。

太陽は無黒点で、とても静かです。





SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。