宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:06)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/14 --- ---
1/13 --- ---
1/12 --- ---

黒点  1/14 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:06 567 -2.4
-2 h 540 +1.0
-4 h 531 +0.7
-6 h 546 +0.3
-8 h 549 -3.1
-10 h 542 -4.8
-12 h 458 -4.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -20 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -23 -/ -
-6 h -24 -/ -
-8 h -30 -/ -
-10 h -23 -/ -
-12 h -21 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
1/14 0.4 5x10^2
1/13 0.5 1x10^4
1/12 0.6 2x10^4
1/11 0.8 2x10^4
1/10 0.5 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 1/ 9 10:05 600km/秒の高速太陽風は、依然続いています。オーロラも活動的です。
2008/ 1/10 13:06 高速太陽風は終わりに近づいています(500km/秒)。一旦穏やかになって、また高速風がやって来ます。
2008/ 1/11 10:18 太陽風は通常の状態に戻り、磁気圏も穏やかです。大きなコロナホールが見えています。
2008/ 1/12 13:55 太陽風は通常の状態で安定しています。明日くらいから高速風が始まります。
2008/ 1/13 10:33 早くも太陽風の速度が上昇し、高速風となりました。活発なオーロラも発生しています。
最新のニュース

2008/ 1/14 11:06 更新
550km/秒の高速太陽風が続いています。オーロラも活動的です。

担当 篠原

速度550km/秒の高速太陽風が続いています。
昨日からの変化を追うと、一旦450km/秒に下がって、再び550km/秒に上がりました。
前周期と比べると、上がり方に勢いがなくなっている様です。

磁場強度は、7nTでやや強めのままです。
このため、まだ速度は上昇を続ける可能性があります。
SOHO EIT195の太陽写真では、コロナホールが西半球にせり出してきました。
高速風の本体はこれからやって来ます。
前周期の最高速度は、700km/秒を超えていたことからも、
引き続き太陽風速度の上昇に注意が必要でしょう。

また、高速太陽風は、20日頃まで続くと予想されます。


磁気圏のオーロラ活動も活発に発生しています。
AE指数では、500-700nTくらいの中規模の変化が見られていました。
今後も同レベルの変動が期待されます。

高速風領域では、中盤を過ぎると太陽風の磁場強度が5nTを切って弱まって行きます。
それまでが活発なオーロラを見るチャンスの期間です。
磁場強度が下がって来ると、速度が高くてもオーロラは弱まって行きます。


放射線帯の高エネルギー電子は、まだレベルを下げ続けています。
今後、増加に転じる可能性が高いので、
高速風の間は注意が必要です。

太陽は黒点もなく、穏やかです。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。