宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:32)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 3 --- ---
11/ 2 --- ---
11/ 1 --- ---

黒点 11/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:25 310 -1.9
-2 h 320 -0.6
-4 h 321 +0.0
-6 h 332 -0.2
-8 h 334 +1.2
-10 h 331 +1.8
-12 h 336 +0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -6 -/ -
-2 h -6 -/ -
-4 h -6 -/ -
-6 h -5 -/ -
-8 h -4 -/ -
-10 h -5 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^3
11/ 3 0.5 6x10^3
11/ 2 0.5 7x10^3
11/ 1 0.5 7x10^3
10/31 0.7 5x10^3
10/30 0.5 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2007/10/29 12:39 地球は高速風帯を抜け出しました。明日、次の高速風がやって来そうです。
2007/10/30 12:16 高速太陽風がやってきました。速度は600km/秒に上がり、オーロラも活発です。
2007/10/31 10:17 太陽風の速度は下がり始めています(450km/秒)。高速風は規模が小さくなっています。
2007/11/ 1 13:03 太陽風の速度は下がり続け、通常の速度に戻りました。これから2週間くらい穏やかになるでしょう。
2007/11/ 2 10:06 低速の太陽風が始まりました(360km/秒)。しばらくとても静穏な状態が続くでしょう。
最新のニュース

2007/11/ 3 10:32 更新
太陽風の速度は更に下がり(300km/秒)、宇宙天気全体がとても静かです。

担当 篠原

太陽風は、速度が300km/秒に下がっています。
前周期と同様、地球は低速太陽風の領域に入りました。

これから、13日くらいまで静かな宇宙天気が続くでしょう。
掲載している27日周期の図では、
前周期のグラフに、まだ次の太陽風の乱れは見えていません。
次の大きな乱れは、10月18日にやって来ました。
明後日に掲載する図で、やっと見えて来るでしょう。


太陽風が穏やかなので、磁気圏も静穏です。
AE指数では、小さな変化が2カ所ほど見えていますが、
全体としてはとても静かです。
シベリアの磁場データを見ると、
この3日間で日を追う毎に活動が静かになっているのがよく分かります。

太陽風と同様に、磁気圏もこのまま静かな状態が続くでしょう。


放射線帯の高エネルギー電子は、少し下がっています。
今後も、このままゆっくりと低下を続けるでしょう。

太陽は黒点もなく、とても穏やかです。
SOHO EIT284の写真は、今日も全体がのっぺりしていて、
ほんとうに静かな太陽です。




SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。