宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2007/ 8/13 08:15 太陽風は通常の状態に戻っています。磁気圏も静穏です。
2007/ 8/15 10:35 太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。
2007/ 8/16 10:55 太陽風の速度がやや上がり、高速風が始まっています。
2007/ 8/17 07:12 やや高速の太陽風が続いています。小規模のオーロラ活動が見られています。
2007/ 8/19 10:35 太陽風はやや低速になっています。磁気圏も静穏です。太陽で小さな活動が見られています。
最新のニュース

2007/ 8/20 07:57 更新
穏やかな太陽風が続いています。磁気圏も静穏です。

担当 篠原

太陽風は穏やかな状態が続いています。
速度は380km/秒でほぼ安定し、磁場強度も5nTと普段の強さです。

27日周期の図で前周期と今周期の様子を比較すると、
7月20-22日に見えていた高速風は、
規模が弱まり、期間が拡散したように見えます。

磁気圏も静穏な状態が続いています。
シベリアの磁場データはほぼ平坦です。


このまま22日まで、穏やかな太陽風が続くでしょう。
22日の夜か、23日に入った頃に、次の太陽風の乱れがやって来る可能性があります。

これは、7月26-27日の高速風の回帰ですが、
STEREOの画像を見ると、発生源のコロナホールがはっきりしなくなっています。
今回、高速風の規模が小さくなっているかもしれません。
前回も、1日程度の小規模の高速風でしたので、今回は更に弱まるのでしょうか。

更にその3日後には、次の高速風がやって来るでしょう。
そのコロナホールも、STEREOの写真に見えています。
太陽の東端(左端)に、横方向に長く伸びている影です。
もう1〜2日すると、よりはっきりとコロナホールの姿が見える様になるでしょう。


放射線帯の高エネルギー電子は、静穏なレベルで安定しています。

太陽のフレア活動は穏やかになりました。
黒点も見られません。




STEREO衛星紫外線望遠鏡EUVI195の太陽写真。20日7時(世界時19日22時)
(c) NASA


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。