宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2007/ 2/23 11:25 更新 太陽風はかなり低速です(290km/秒)。明日までは低速状態が続くでしょう。 担当 篠原 2006年10月にNASAが新しく打ち上げた、 太陽観測衛星STEREOの画像が公開されるようになりました。 その写真で、コロナホールの様子がよく見えていますので、1枚目に掲載します。 速報データのために、写真の分解能が悪く、かなり見にくいですが、 太陽の中心を斜めに横切るコロナホールが見えます。 2枚目にSOHOによる27日前の太陽写真を掲載します。 2枚を比べてください。 だいたい同じ位置にコロナホールが広がっています。 違う点は、今日の写真(1枚目)では、太陽の中心に明るい領域が発生していて、 コロナホールの一部がかき消されているということです。 この明るい領域は、942黒点群です。 黒点は、可視光では暗く見えますが、強い磁場で高温のプラズマを捕まえているために、 コロナの写真では周囲よりも明るく見えるのです。 この小さな黒点群の影響で、コロナホールの形が変わっています。 27日周期の図を参考にすると、25日から次の高速風がやってきそうなのですが、 高速風の開始が遅れるなどの影響が見られるかもしれません。 注目したいところです。 現在の太陽風は、速度が290km/秒まで下がり、かなり低速状態です。 磁場強度は4nTと普通の強さなのですが、 南北成分が急に南寄りの傾向をとるようになりました。 22日22時(世界時22日13時)ころから、赤線がマイナスに偏るようになっています。 この影響で、小さなオーロラ活動が発生している様です。 AE指数に多少の変化が見られます。 ただ、速度がかなり下がっていますので、目立った活動には発達していません。 太陽風磁場のこの傾向が続く間は、小規模のオーロラが期待できます。 また、低速風は、明日までは続くと予想されます。 太陽面の942黒点群は、消えてしまいそうな、小さな姿になっています。 フレア活動は穏やかな状態が続いています。 東の端(左の端)から新しく944黒点群が上がって来たそうですが、 掲載している写真ではまだ分かりません。 STEREO衛星による太陽コロナ。23日6時(世界時22日21時) (c) NASA SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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