宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
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太陽黒点 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2006/ 5/17 10:38 太陽風は低速になっています(320km/秒)。放射線帯高エネルギー電子は高いレベルが続いています。
2006/ 5/18 16:54 太陽風は低速状態が続いています。現在はやや上昇しており、これから高速風帯に入るかもしれません。
2006/ 5/19 11:23 太陽風が高速になり(最高580km/秒)、磁気圏も活動的になっています。
2006/ 5/20 08:45 高速風は続いています(550km/秒)。磁気圏は静穏です。
2006/ 5/21 09:42 太陽風はやや速度を下げましたが、高速状態が続いています(500km/秒)。
最新のニュース

2006/ 5/22 10:20 更新
太陽風は速度が静穏レベルに戻っています(400km/秒)。プレアデス星団がSOHOの視野を通過中です。

担当 篠原

先週の15日に、SOHO衛星のLASCO C3カメラの視野に入ってきたプレアデス星団(すばる)を紹介しましたが、
1週間経って、ほぼ視野の中央に達しました。
宇宙から見るすばるの姿も、あと1週間程度です(来年の5月にまた見えます)。
どうぞ、SOHOのページへ行き、動画でもすばるの様子をごらん下さい。
また、太陽の左に見えている明るい星は、外合を過ぎた水星です。
動画では、まるで宇宙船が飛んでいるかの様な見え方です。

昨日より1日かけて、太陽風は速度が500km/秒から400km/秒へ下がりました。
これは、通常の速度レベルです。
地球は高速風領域を抜け出しています。

磁場強度は5nTと通常の強さで安定しています。
南北成分を見ると、ACEの図の後半で-3nT程度の南向きが続いています。
この影響で磁気圏がやや活発になっています。
既に速度が下がっていますので、大きな活動にはならず、
AE指数で500nT程度の比較的小規模の活動です。
この後、太陽風は更に速度を下げて行くと思われます。
そうなると、磁気圏の活動度は更に低下します。

放射線帯の高エネルギー電子の密度は、上昇も止まって、低いレベルで安定しています。
この後、増加することはないでしょう。

太陽は、885黒点群が新しく番号付けされています。
854群とともに、どちらも規模は小さく、太陽は穏やかな状態で推移するでしょう。



SOHO衛星LASCO C3カメラの視野を、プレアデス星団(すばる)が横切っています。水星も見えています。
(c) ESA & NASA


SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。