宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
カナダ磁場 (CANOPUS)
オーロラ帯 (CANOPUS)
オーロラ(衛星) (NICT)
Alaskaカメラ (SALMON)
カナダカメラ (CANOPUS)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙環境情報
太陽地球環境予報
太陽地球環境情報サービス
宇宙天気システムグループ
Space Environment Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2006/ 1/ 1 10:37 太陽風の速度は450km/秒まで下がっています。今日の夕方以降、太陽風が乱れる可能性があります。
2006/ 1/ 2 11:51 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。乱れは小規模で、目立った影響は発生していません。
2006/ 1/ 3 10:03 太陽風は穏やかです。速度は450km/秒です。磁気圏の活動も穏やかです。
2006/ 1/ 4 11:13 太陽風は通常レベルの速度で安定しています(420km/秒)。磁気圏は穏やかです。
2006/ 1/ 5 10:01 太陽風の速度が下がっています(350km/秒)。磁気圏はとても穏やかです。
最新のニュース

2006/ 1/ 6 11:10 更新
遅めの太陽風が続いています(350km/秒)。弱い南向き磁場の影響で、小規模のオーロラ活動が発生してます。

担当 篠原

太陽風は低速状態が続いています。
昨日より、350km/秒でほぼ安定した状態を続けています。
太陽風磁場も6nTでほぼ安定しています。
南北成分(赤線)を見ると、-2nTくらいと弱いですが南向きが長い時間続いています。
このため、弱いながらもオーロラ活動が発生している様です(速度も遅いため小規模にとどまっています)。
シベリアの磁場データでは200nT弱の小さな変化が見えていますし、
アラスカのライブカメラでは北寄りの空でオーロラの輝きが長時間見えていました。
(ライブカメラの映像はカメラの感度で見えたものですので、肉眼でどの程度見えたかは注意が必要です)

昨日のニュースで書きましたが、
回帰性の太陽風の乱れが発生するとすると、そろそろ磁場の強まりが始まるはずです。
現在はまだその様な変化は見えていません。
周期性が、1〜2日程度遅れたり進んだりすることは普通に起こることですので、
まだこれから始まるのかもしれません。
また、太陽側が大きく変化してしまって、高速風領域がほとんどなくなってしまうこともあり得ます。
今日から明日にかけて、太陽風がどのように変化するでしょうか。

太陽では、西に沈みかけている843黒点群付近で小規模のフレア活動が発生しています。
ほとんど向こう側へ行きかけている841群でCクラスにわずかに届かない、長時間型のフレアが発生し、
その後、短時間型のC4小規模フレアが843群で発生しています。
長時間型フレアの方では、CME(太陽ガスの放出現象)が発生しているかもしれません。
その場合でも、太陽の横方向にガスが飛び出していますので、地球への影響は無いでしょう。
この後、太陽には黒点が見えなくなり、穏やかな状態が続きます。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。