宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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沖縄磁場変動 (NICT)
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オーロラ(衛星) (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/12/24 12:53 太陽風の速度は遅くなり(340km/秒)、北向き磁場のため磁気圏はとても穏やかです。
2005/12/25 09:25 低速太陽風が続いています(320km/秒)。南向き太陽風磁場の影響で、弱いオーロラ活動が見えていた様です。
2005/12/26 11:39 太陽風の磁場の変化によって、オーロラ活動がやや活発になっていました。
2005/12/27 13:26 再び、太陽風磁場の南向きが発生し、オーロラ活動がやや活発になりました。これからコロナホールによる高速風が始まります。
2005/12/28 13:36 コロナホールによる高速の太陽風が始まりました。現在は650km/秒です。
最新のニュース

2005/12/29 12:36 更新
太陽風の速度が一段と上がっています(750km/秒)。オーロラ活動も連続的に発生しています。

担当 篠原

高速の太陽風が続いています。
昨日650km/秒に上がっていた太陽風の速度は、昨夜より更に700km/秒に上がっています。
最新のACEデータでは750km/秒に達しそうな変化を見せています。
一方、太陽風磁場は5nTでほぼ安定した状態です。
赤線の南北成分は、激しく南北(マイナス・プラス)に振動しています。
これらの影響で、比較的活発なオーロラ活動が極域では続いている様です。
シベリア磁場データを見ると、500nT程度の変動が連続的に観測されています。
(オーロラ観測に不適な時間帯には変化は見えていませんが)
NICTのオーロラライブカメラでも、
激しい、おとなしいの変化はありますが、一晩中何らかのオーロラが見えていました。

27日周期の図によると、高速風領域は今がまっただ中となっています。
もう3〜4日程度続くでしょう。
SOHO EIT284の写真では、コロナホールが西の方向に移動して行っている様子が見えます。

放射線帯の高エネルギー電子の密度が、増加の傾向を見せています。
この話題に触れるのは一ヶ月ぶりくらいではないでしょうか。
まだ、警戒ライン(10の4乗の線)には遠いですが、高速太陽風が続いていますので、
今後の変化に注意が必要です。

太陽面はたくさんの黒点群でにぎやかな表面になっています。
どれも規模は小さいですが、あちこちに散らばっているので目立ちます。
フレア活動は穏やかで、843群が小さなCクラスの小規模フレアを1回と、
841群がCクラスに達しない規模の小さなフレアを起こした程度です。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。