宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
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太陽風 1日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/12/14 17:34 太陽風の速度がやや上がっています。磁気圏は穏やかです。
2005/12/15 12:30 太陽風の速度は下がり、通常レベルにもどっています。磁気圏は静穏です。
2005/12/16 14:05 太陽風のセクター境界を越えつつある様です。磁気圏はとても穏やかです。
2005/12/17 13:04 セクター境界の切り替わりはほとんど続きませんでした。太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。
2005/12/18 12:06 太陽風は310km/秒ととても低速です。太陽フレアも穏やかな状態が続いています。
最新のニュース

2005/12/19 12:50 更新
太陽風は低速状態が続いています。太陽もとても穏やかです。

担当 篠原

久しぶりにアラスカのライブカメラの映像を掲載します。
前回掲載は10月19日でしたので、2ヶ月ぶりの動画です。
長い期間地味なニュースページになっていて、申し訳ありませんでした。

動画は、現地12月17日0時(日本時間17日18時、世界時17日9時)のオーロラです。
満月に近かったため、まぶしい様に雪景色が見えています。
この日のオーロラ活動は、地球全体としては小規模なものでしたが、
アラスカに立てばこの程度の活動は起こっていたということです。
ただ、写真の中の雪のまぶしさから考えて、
人間の目でこのオーロラがどの程度に見えたかは、差し引いて考える必要がありそうです。

太陽風は、320km/秒あたりのとても遅い状態を続けています。
一時的に速度が380km/秒に上がったり、磁場の方向(水色線)が度々反転したりと、
細かい乱れが発生しています。
しかし、速度が遅い事と、磁場の南北成分は北寄りになっていることとで、
磁気圏の活動はとても穏やかです。
シベリア磁場データにはほとんど変動が観測されていません。

ようやくSOHO EIT284の太陽写真が復活しました。
太陽は全体的にのっぺりとした表情になっていて、
地球に大きな影響を及ぼす領域はありそうに見えません。
太陽の中心からやや右下に、薄暗い小さなコロナホールが見えている程度です。
これが明日くらいに地球に影響を及ぼす位置に来そうです。
27日周期の図を見ると、前回はこの辺りで500km/秒くらいに速度が上昇していました。
今回も同様の変化をたどる可能性があります。
その場合、オーロラがやや活発になるなどの活動が見られそうです。

太陽はとても穏やかです。
837黒点群が今日の写真でははっきり見えています。
いずれも穏やかな黒点群ばかりで、フレア活動はほとんど見られないでしょう。




アラスカで撮影された、オーロラの様子(30分間)。満月に照らされて、銀世界の中でオーロラが光っています。
(c) NICT/SALMON


SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。