宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
カナダ磁場 (CANOPUS)
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オーロラ(衛星) (NICT)
Alaskaカメラ (SALMON)
カナダカメラ (CANOPUS)

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/ 8/16 10:20 太陽風が高速になっています。コロナホールの影響域に入ったようです。磁気圏活動が活発になる可能性があります。
2005/ 8/17 13:12 高速の太陽風が続いています(650km/秒)。磁気圏はやや活発になっています。
2005/ 8/18 10:37 コロナホールによる高速の太陽風が続いています(680km/秒)。磁気圏は比較的穏やかです。
2005/ 8/19 12:47 太陽風の速度は下がり始めました。高速風領域を抜けつつあるようです。放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。
2005/ 8/20 16:20 太陽風は通常の速度にほぼ戻っています(440km/秒)。798黒点群が急に大きくなっています。
最新のニュース

2005/ 8/21 12:54 更新
太陽風は穏やかです。オーロラ活動もほとんど見られません。

担当 篠原

太陽風の速度は昨日より更に低下を続けていて、380km/秒まで下がっています。
SOHO EIT284の太陽写真の左下に見えていたコロナホールの影響は、
前周期同様に見られませんでした。
磁気圏も静穏で、オーロラの活動を示しているAE指数のグラフにはほとんど変化が現れていません。
太陽風、磁気圏はこのまま3日程度穏やかな状態が続きそうです。

次のコロナホールが、太陽の中心にほぼ達しました。
ここから吹き出している高速風が3日後の24日頃から地球に届く様になります。
27日周期の図を見ると、前回は7月28日頃に最大で600km/秒に達する高速太陽風がやってきました。
昨日のニュースで示した様に、コロナホールの規模は小さくなっているようです。
太陽風の影響も、前回より小さくなるかもしれません。

太陽面では急に巨大化した798黒点群が目立っています。
今のところフレア活動には至っていないようです。
しかし、引き続き注目する必要はあるでしょう。

一方、太陽面の向こう側でCME(太陽ガスの放出現象)が発生したようです。
今日の1枚目の写真をご覧下さい。
左上方向に、白く太陽のガスが飛び出して行く様子が撮影されています。
向こう側に飛んでいますので、地球への影響はありません。
明日になれば、LASCO C3カメラで、このガスの飛び出しの様子を見る事ができるでしょう。

放射線帯の高エネルギー電子は、警戒ラインをやや切る程度のレベルで推移しています。
今回は、これ以上の増加はないでしょう。



SOHO LASCO C2カメラが捉えた、太陽の向こう側で発生したと思われるCME(太陽ガスの放出現象)。
(c) ESA & NASA


SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。