宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)
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| 当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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| 太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 | |
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2005/ 3/31 12:06 更新 太陽風は穏やかで、オーロラ活動も概ね静穏です。太陽黒点もほとんど見えなくなっています。 担当 篠原 太陽風は速度450km/秒、磁場強度6nTと通常の状態が続いています。 今日の図で前半部分は、磁場の南北成分がやや南寄りになっており、 その影響で、AE指数のグラフの前半部分に300nT程度の小さなオーロラ活動が捉えられています。 太陽風の磁場は次第に北寄りに変わっており、それとともに、AE指数も変化が見えなくなって、 磁気圏は穏やかになっています。 今日1枚目の写真は、GOES衛星の太陽X線画像を強調処理したものです。 太陽面の左上に暗い部分があります。これがコロナホールです。 27日前の3月4日のSOHO EIT284の太陽画像と比較して下さい。 撮影方法が違うため、完全には一致しませんが、 コロナホールの分布が大まかには一致していることが分かります。 画像としては、コロナホールの右側が縮んで、範囲が狭くなっている様にも見えますが、 はっきりとは判別できません。 ともかく、これからの太陽風の変化は前周期と比較的似た変化になると期待されます。 そこで、27日周期の図を参考にすると、 太陽風は今日いっぱい穏やかな状態が続き、明日以降乱れが始まると予想されます。 太陽風磁場のおおまかな方向が切り替わるセクター境界が現れます。 その後、コロナホールによる高速太陽風の影響で、磁場強度の強まりが始まるでしょう。 太陽風磁場の強まりとともに、オーロラ活動も刺激を受けて、活発になりそうです。 太陽面では、745黒点群がいよいよ西に没しつつあります。 これに続く黒点群は見られず、のっぺりとした太陽面になっています。 フレア活動はとても穏やかで、X線のレベルもとても低い状態です。 GOES衛星のX線カメラで撮影した太陽の様子。コロナホールを見るために強調処理をしている。31日02:49 (世界時31日11:49)。 (c) NOAA/SEC  SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC  リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT  27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA)  GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC  | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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