宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NICT)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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衛星電子 (GOES)
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沖縄磁場変動 (NICT)
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カナダ磁場 (CANOPUS)
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オーロラ(衛星) (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/ 1/25 13:13 放射線帯電子は現在も高いレベルが続いています。太陽風の速度は下がりつつあります。
2005/ 1/26 13:08 太陽風の速度が静穏レベルに戻りました。放射線帯電子は現在も高レベルです。
2005/ 1/27 10:40 太陽風の速度は遅く(320km/秒)、オーロラ活動はとても穏やかです。明日以降、擾乱が予想されます。
2005/ 1/28 10:52 セクター境界の切り変わりで太陽風が乱れています。このまま高速風域に入ってオーロラ活動を強めるかもしれません。
2005/ 1/29 08:38 これからコロナホールによる高速風が始まるでしょう。オーロラが活発になる可能性があります。
最新のニュース

2005/ 1/30 12:08 更新
コロナホールの影響で太陽風の速度が600km/秒に上昇しています。オーロラ活動が活発になっています。

担当 篠原

29日22時(世界時29日13時)頃から、太陽風の速度の上昇が始まりました。
現在は600km/秒と高速状態になっています。
一方、磁場強度は速度上昇の前に15nTまで強まっていました。
こちらは、速度が上がり始めるとともに低下を始め、現在は8nTくらいまで下がっています。

オーロラ活動のスイッチとも言える太陽風磁場の南北成分は、
南北に振れる変化を頻繁に見せています(ACEデータの赤線の変化)。
これまで磁場強度が強かった事もあり、南向きが強まった時にオーロラ活動が強まっています。
AE指数のグラフを見ると、500〜1000nTのオーロラ爆発が数度に渡って観測されています。
極域ではきれいなオーロラが見られたことでしょう。
アラスカのライブカメラで撮影された映像の一部をご紹介します。

現在は速度が高く、磁場強度も強いため、
磁場が南向きになると活発なオーロラを見る事ができるでしょう。
27日周期の図より、前周期の変化を参考にすると、
今日を含めてこれから3日間ほど高速風が続きそうです。
前回は磁場が強い状態が長く続き、オーロラ活動も活発に続いていた様です。
今周期はどうなるでしょうか。

太陽のフレア(太陽爆発)活動は穏やかです。
動画を見ると、727黒点群がとても小さなフレアを頻繁に起こしていますが、
X線のグラフによるとBクラスの非常に小さな規模です。



アラスカのライブカメラで撮影された、29日19時(世界時29日10時)のオーロラ活動。
(c) NICT/SALMON


SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。