宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/ 1/ 7 09:58 太陽風の速度は更に低下しています(500km/秒)。今夜、小規模の衝撃波が見られるかもしれません。
2005/ 1/ 8 09:29 CMEの影響で太陽風の磁場強度がとても強まっています。オーロラもとても活発になっています。
2005/ 1/ 9 12:29 太陽風の乱れは収まりました。11日までは穏やかな状態が続きそうです。
2005/ 1/10 08:39 地球磁気圏は穏やかです。太陽風は概ね穏やかですが、磁場が強いなどやや不安定です。
2005/ 1/11 09:03 太陽風は通常レベルで、磁気圏は概ね穏やかです。明日からコロナホールの影響が始まるでしょう。
最新のニュース

2005/ 1/12 15:26 更新
太陽風の速度が上昇しています(580km/秒)。コロナホールの影響が始まりました。オーロラも活発になっています

担当 篠原

コロナホールの影響で太陽風の速度が上昇しています。
12日11時(世界時12日2時)頃までは450km/秒と通常レベルでしたが、
この頃から上昇を始め、現在580km/秒まで上がっています。
太陽風速度の上昇に先立つ様に、磁場強度が15nTに強まっていました。
現在は更に強まって、20nTに達しています。

太陽風の乱れによって、オーロラ活動も活発になっています。
オーロラの活動度を示すAE指数のグラフでは、
速度上昇の少し前から500〜1000nTの活発な変化が観測されています。
今後もオーロラの活発な活動が続きそうです。
特に現在は磁場強度が強まっているため、南向きに強く向いた場合に、
オーロラが激しくなる可能性があります。

27日周期の図を見ると、高速風は前周期とほぼ同時期に開始しています。
ただし、速度の上昇はより速くなっており、どこまで上昇するか注目されます。
高速風は3〜4日続きそうです。
14日には山を越え、15日頃に穏やかになっていくでしょう。

太陽黒点は規模に大きな変化は見られません。
Cクラスにやっと達する程度の小さなフレアを718群が時々起こしています。
今後もこの程度の小規模な活動に留まるでしょう。
黒点群としては、新しく720群が東から上って来ました。こちらも小規模黒点群です。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。