宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)
宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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| 当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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| 太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 | |
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2004/ 8/10 09:58 更新 太陽風磁場が強まり、磁気圏の活動がやや活発になっています。656黒点群が小さなフレアを盛んに起こしています。 担当 篠原 10日1時(世界時9日15時)頃から太陽風の状態が変化を始めています。 磁場強度が5nT〜10nT程度に強まりました(ACEデータ1列めの白線)。 また、主に南向きの成分を持つようになっています(1列め赤線のマイナス成分)。 このため、磁気圏へのエネルギー流入が強まり、AE指数に500nT前後の弱い活動が観測されています。 太陽風の速度が360km/秒程度で遅かったため、大きな活動にはなっていません。 続いて、10日9時(世界時10日0時)から太陽風磁場が急に北寄りに変わり、 それとともに太陽風速度が上昇を始め、現在420km/秒に達しています。 昨日のニュースで記しましたが、太陽面南側のコロナホールの影響が見られているのかもしれません。 磁場強度が強まった事に続いて、これから太陽風速度がもう一段階上昇する可能性があります。 コロナホールの位置から考えてあまり高速にはならないと思いますが、しばらく注意が必要です。 再び、太陽風磁場が南向きを持つ様になると、オーロラ活動が活発になると予想されます。 太陽黒点では656群が成長を続けています。 小さいCクラスの小規模フレアを、昨日のニュース以後10数回にわたって発生させています。 今後も中・小規模のフレアを、 また黒点群として更に成長を続けた場合は大規模フレアを起こす可能性もある様です。 こちらも注目する必要があります。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC  リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT  SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA)  GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC  | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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