宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
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太陽黒点 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 7/14 11:04 太陽のフレア活動がとても活発です。太陽風は550km/秒とやや高速ですが、磁気圏は比較的穏やかです。
2004/ 7/15 11:04 太陽のフレア活動は依然活発です。今日の午後以降、太陽風のショックが来ると予想されます。
2004/ 7/16 11:36 649黒点群は活発で、今日になってXクラスの大規模フレアを2回起こしています。太陽風、磁気圏は静穏です。
2004/ 7/17 11:01 昨夜遅くX3.6の大規模フレアが発生しました。太陽風の衝撃波が届き、磁気嵐になっています。
2004/ 7/18 06:39 太陽風の大きな変化は終わり、磁気圏は穏やかです。649黒点群は活発です。
最新のニュース

2004/ 7/20 11:57 更新
649、652黒点群の活動が活発です。太陽風の速度が急に550km/秒へ上昇しています。

担当 篠原

太陽黒点の649群に続いて、東から新しく上って来た652群が大きな姿を見せています。
649群は活動のピークを越えたのか、フレア(太陽爆発)の頻度が下がり、面積は減少しています。
ただし、X線画像を見ると現在も活発に活動しており、注意は必要です。
一方の652黒点群は、今の所Cクラスの小規模フレアを起こしているだけですが、
黒点群としての規模が大変大きく、大規模フレアに対する注意が必要でしょう。

20日0時(世界時19日15時)頃から、太陽風の速度が急に上昇を始めました。
上昇は緩やかでしたが、現在550km/秒にまで達しています。
対応するコロナホールは見られませんので、
16日から17日にかけて発生したXクラスのフレアの活動に起因する現象ではないかと思われます。

太陽風の速度上昇は550km/秒程度で止まりそうです。
磁場強度は一時8nTまで強まりましたが、現在は5nT程度です。
この影響で、一時的にオーロラ活動が強まった様で、AE指数に500nTを越える程度の変化が見られました。
今後も磁気圏内が一時的に乱れる(小規模でしょう)可能性があります。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。