宇宙天気 2004/ 6/22

宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ

27日周期 (NICT)

短期・太陽風・電子

太陽黒点 (SOHO)

太陽X線 (GOES)

活動領域 (NASA)

EIT284 (SOHO)

EIT195 (SOHO)

情報ページ

Space Environment Center

これまでの経過 (過去のニュースの全リスト): 2004/ 6/17 09:20　太陽風の速度はやや下がって500km/秒になっています。磁気圏は静かです。; 2004/ 6/18 10:55　太陽風速度は500km/秒とやや高速が続いています。634、635黒点群が大きな姿を見せています。; 2004/ 6/19 11:18　635黒点群が発達を続けています。太陽風の速度はやや下がっています。; 2004/ 6/20 07:36　太陽黒点634、635群が地球の正面に来ています。太陽風速度は400km/秒近くまで下がりました。; 2004/ 6/21 11:06　634、635黒点群は規模を保っています。磁気圏は穏やかです。; 最新のニュース

2004/ 6/22 10:45　更新
太陽風は低速になっています。磁気圏もたいへん穏やかです。

担当　篠原

太陽風の速度は更に低下を続け、360km/秒まで下がっています。
昨日の21日12時(世界時3時)から22日0時(世界時21日15時)にかけて、
太陽風の磁場が長時間南を向き続ける事もありましたが、磁気圏は穏やかでした。
オーロラ活動を示すAE指数のグラフには全く変化が見られません。

この状態はもう2〜3日続きそうです。
その後、太陽風磁場が強まるなどの変化が現れ磁気圏が活動的になる可能性があります。
引き続いて、コロナホールによる太陽風速度の上昇が予想されています。
現在、SOHO衛星EIT284カメラの観測が停止していますので、
コロナホールの状態が分かりにくくなっています。

太陽黒点の635群は現在も大きな姿を見せています。
フレア(太陽爆発)活動としては、小さなCクラスの小規模フレアを起こした程度です。
しかし、Mクラスの中規模フレアを起こす可能性は続いています。

ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC