宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)
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| 当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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| 太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 | |
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2004/ 4/19 12:38 更新 太陽風の速度が350km/秒まで下がっています。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 ブラッドフィールド彗星は太陽を通り過ぎ、遠ざかろうとしています。 この天文ショーも明日くらいまでとなりそうです。 太陽風の速度は350km/秒まで下がっています。 オーロラ活動はAE指数で500nT以下の弱い活動が継続的に見られています。 穏やかな状態はもう2〜3日続きますが、一方で次の擾乱要因が近づいています。 SOHO EIT284カメラの太陽画像をご覧下さい。 薄暗く見えている領域はコロナホールと呼ばれています。 ここから速度の速い太陽ガスが周囲に放出されていて、そのガスが地球へ向かうと磁気嵐などを引き起こします。 このEIT284の画像では、太陽の中心下寄りにやや暗い領域があり、ここから高速風が出ているかもしれません。 太陽は27日毎に同じ面を地球に向けます。 このため、27日前の宇宙天気を調べる事で今後の変化を予想する事ができるのですが、 27日前、あるいはそのもうひとつ前の54日前の太陽画像と今日の画像を比べると、 コロナホールの位置や広がりが変わって来ている様に感じられます。 ともかく、27日前の太陽風の変化を参考にして今後を予想します(下図を参照して下さい)。 この比較から、4月21日頃から太陽風の磁場が強まってきそうです。これによりオーロラ活動が少し強まるでしょう。 そして、22日から太陽風の速度が上昇を始め、23〜24日には800km/秒に達するかもしれません。 前周期には地球の磁気圏は弱い磁気嵐の状態になっていました。 しかし、太陽面の様子に変化が見られますので、今後の展開はやや異なってくるのではないかと思います。 いずれにせよ、今週後半から磁気圏は乱れる傾向に入るでしょう。 SOHO衛星LASCO C3カメラの中に姿を現したブラッドフィールド彗星(日本時間19日10時54分) (c) ESA & NASA  SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC  リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT  27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
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