宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (CRL)
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (CRL)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (CRL)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
沖縄磁場変動 (CRL)
Dst予測 (CRL)
AE指数 (CRL)
Dst (京都大学)
CRL磁力計 (CRL)
シベリア磁場 (CRL)
カナダ磁場 (CANOPUS)
オーロラ帯 (CANOPUS)
オーロラ(衛星) (CRL)
Alaskaカメラ (SALMON)
カナダカメラ (CANOPUS)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙環境情報
太陽地球環境予報
太陽地球環境情報サービス
宇宙天気システムグループ
Space Environment Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 2/15 06:51 太陽風は高速です(600km/秒)。オーロラ活動もやや活発です。
2004/ 2/16 11:12 太陽風は高速状態が続いています。コロナホールの影響から間もなく抜けるでしょう。
2004/ 2/17 10:50 コロナホールの影響は弱まり、太陽風の速度は500km/秒へ低下しました。
2004/ 2/18 10:26 太陽、太陽風、磁気圏すべて静かです。静止軌道の高エネルギー電子の密度は高い状態です。
2004/ 2/19 11:46 太陽風、磁気圏は概ね静穏です。静止軌道の高エネルギー電子の密度は高い状態です。
最新のニュース

2004/ 2/20 12:21 更新
静かな状態が続いています。静止軌道の高エネルギー電子は少し下がりました。

担当 篠原

静止衛星軌道の高エネルギー電子の密度はやや下がりましたが、
現在も注意レベルと言われる10の4乗の線を越えています。
この状態はしばらく続くと思われますので、引き続き注意が必要です。

ACE衛星の観測では、太陽風の速度(黄色線)は400km/秒にまで下がっています。
太陽風磁場は乱れ気味で、小さいですが-数nTの南向き成分(赤線のマイナス成分)が頻繁に現れています。
しかし、速度が下がりきっているために、オーロラ活動を活発にする程ではありません。
オーロラ活動を示すAE指数にはほとんど擾乱が観測されていません。

SOHO衛星EIT284カメラによる太陽画像では、太陽の中心からやや西寄り(右寄り)の、
南北(上下)に小さなコロナホール(やや暗くなっている領域)が見られます。
この影響が21日頃に現れるかもしれません。ただし、小規模な乱れに留まるでしょう。
その後、23日にセクターの切り替わりが来ます。これ以降は、磁気圏は乱れる傾向に変わりそうです。

太陽X線はたいへん低い状態が続いています。
活動領域はほとんど見られず、静かな状態が続きます。



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC


SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, CRL



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。