宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)
宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
| 当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
|
| 太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 | |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2003/12/ 9 21:19 更新 太陽風の速度が上昇しています。オーロラ活動が強まっています。 担当 篠原 コロナホールの影響で、太陽風の速度(黄線)が600〜700km/秒と高い状態を保っています。 太陽風磁場の強度(白線)は10nTをほぼ保っており、磁場の南北成分(赤線)も-5nT前後で継続しています。 このため、太陽風から磁気圏へエネルギーの流入が続き、オーロラが活動を強めています。 AE指数では、500nT程度の変化が常に見られています(時折、1000nTを越える変化も見られます)。 北極域ではオーロラ活動が継続的に見られている様です。 現在、太陽風磁場の南向き成分がやや減少しているため、擾乱はやや弱まっていると思われます。 しかし、磁場強度は10nTを保っていますので、再び南向きが優勢になると磁気圏は激しく乱れる事になるでしょう。 SOHO EIT284の太陽画像では、太陽の赤道付近のコロナホールは中央線を越えたところです。 まだ2日程度は高速太陽風によって、活発な磁気活動が発生すると予想されます。 コロナホールの南半球に広がっている部分からも影響が及んだ場合は、更に数日間荒れた状態が続くでしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC  リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, CRL  | ||||||||||||||||||||||||||||||||
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||
